--exclude-dynamic-system-prompt-sections フラグでクロスユーザープロンプトキャッシュを改善
原文(日本語に翻訳)
クロスユーザーのプロンプトキャッシュを改善するため、print モードに --exclude-dynamic-system-prompt-sections フラグを追加しました。
原文(英語)
Added --exclude-dynamic-system-prompt-sections flag to print mode for improved cross-user prompt caching
概要
Claude Code v2.1.98 では、--print モード(非対話型モード)に --exclude-dynamic-system-prompt-sections フラグが追加されました。このフラグを使用すると、システムプロンプトのうちユーザーごとに異なる動的なセクション(例: ユーザー名、現在時刻、セッション固有の情報)を除外した状態でリクエストを送信できます。これにより、複数のユーザーが同じプロンプトパターンを使用する環境(マルチユーザーシステム、CI/CD パイプライン、チーム共有ツールなど)でのプロンプトキャッシュのヒット率が大幅に向上します。
基本的な使い方
bash
# 通常の print モード(動的セクションを含む)
claude --print "コードをレビューしてください"
# --exclude-dynamic-system-prompt-sections を使用(クロスユーザーキャッシュ最適化)
claude --print --exclude-dynamic-system-prompt-sections "コードをレビューしてください"このフラグを付けることで、ユーザー固有の動的情報がシステムプロンプトから除外され、同じリクエストパターンを持つ異なるユーザー間でプロンプトキャッシュを共有できます。
実践例
チーム共有の CI/CD パイプライン
bash
# CI スクリプト(複数のユーザーが同じパイプラインを実行)
#!/bin/bash
# このフラグなしでは、ユーザー固有のシステムプロンプトにより
# キャッシュが効かない場合がある
claude --print \
--exclude-dynamic-system-prompt-sections \
"このコミットのコード変更をレビューして、問題があれば報告してください"マルチユーザー環境でのコード分析ツール
bash
# 組織内の複数ユーザーが使うスクリプト
#!/bin/bash
FILE_TO_ANALYZE="$1"
# 動的セクションを除外することで、
# 最初のユーザーのリクエスト後にキャッシュが有効になる
claude --print \
--exclude-dynamic-system-prompt-sections \
"次のファイルのセキュリティ脆弱性を分析してください: $(cat $FILE_TO_ANALYZE)"大規模バッチ処理での最適化
bash
#!/bin/bash
# 多数のファイルを処理するバッチスクリプト
PROMPT_TEMPLATE="このコードのドキュメントを日本語で生成してください:"
for file in src/**/*.py; do
# 各ファイルで同じシステムプロンプト構造を使用し、キャッシュを活用
claude --print \
--exclude-dynamic-system-prompt-sections \
"$PROMPT_TEMPLATE $(cat $file)" \
> "docs/$(basename $file .py).md"
doneAPI サーバーでのプロキシ活用
bash
#!/bin/bash
# 複数のユーザーリクエストを処理するサーバースクリプト
handle_request() {
USER_QUERY="$1"
# 動的セクションを除外してキャッシュ効率を最大化
RESPONSE=$(claude --print \
--exclude-dynamic-system-prompt-sections \
--output-format json \
"$USER_QUERY")
echo "$RESPONSE"
}注意点
- このフラグは
--printモード(非対話型モード)でのみ使用できます - 除外される「動的セクション」はユーザー名、現在時刻、セッション ID など、ユーザーやセッションごとに変わる情報です
- 動的セクションを除外すると、コンテキスト情報が一部失われる可能性があります。タスクがユーザー固有の情報を必要としない場合に使用してください
- プロンプトキャッシュの節約効果は Anthropic の料金体系に依存します。高頻度で同じプロンプトを使用するユースケースで最も効果的です
- このフラグは Claude Code v2.1.98 以降で利用可能です
- マルチテナント環境でユーザーデータを分離する場合、このフラグの使用は十分に検討する必要があります