メモリファイルへの最終更新タイムスタンプ追加:新鮮な記憶と古い記憶の識別
原文(日本語に翻訳)
メモリファイルに最終更新タイムスタンプを追加し、Claudeがどの記憶が新しくどの記憶が古いかを判断できるように改善
原文(英語)
Added last-modified timestamps to memory files, helping Claude reason about which memories are fresh vs. stale
概要
Claude Code v2.1.75から、自動メモリファイルに最終更新タイムスタンプが記録されるようになりました。これにより、Claudeは各メモリの鮮度を判断し、古くなった可能性のある情報と最新の情報を区別して活用できるようになります。複数セッションにわたってプロジェクトの状況が変化しても、Claudeがより適切な判断を下せるようになります。
基本的な使い方
特別な操作は不要です。Claude Codeの自動メモリシステムが自動的にタイムスタンプを管理します。メモリファイルは ~/.claude/projects/<project-path>/memory/ に保存されます。
~/.claude/projects/my-project/memory/
├── MEMORY.md # メインメモリファイル(タイムスタンプ付き)
├── architecture.md # アーキテクチャに関するメモ
└── debugging.md # デバッグ知見のメモタイムスタンプはメモリファイルのメタデータとして管理され、Claudeが各エントリの鮮度を評価する際に参照します。
実践例
変化したプロジェクト環境への適応
プロジェクトのセットアップ方法が変わった場合、古いメモリより新しいメモリが優先されます:
bash
# 以前のメモリ(古い): "yarn を使ってビルドする"
# 新しいメモリ(新しい): "pnpm に移行した"
# タイムスタンプがあることで、Claudeは新しい情報を優先して使用
> ビルドコマンドを教えてください
# → Claudeは古い「yarn」ではなく、新しい「pnpm」を参照する技術的負債の認識
bash
# Claudeに修正したい既知の問題をメモさせておく
> このコードには既知のパフォーマンス問題がある。次回のリファクタリングで対処すること
# 数ヶ月後のセッションで
> パフォーマンス改善を行いたいのですが、どこから始めますか?
# → Claudeはタイムスタンプを見て、数ヶ月前の古いメモであることを認識し
# 「以前のメモがありますが、状況が変わっている可能性があります」と適切に判断依存関係のバージョン管理
bash
# メモリに記録されたバージョン情報
# "React 18.2.0 を使用" (6ヶ月前)
# "React 19.0.0 にアップグレード完了" (1週間前)
# Claudeはタイムスタンプを比較して最新情報を選択
> 現在使用しているReactのバージョンは?
# → Claudeは最新のタイムスタンプを持つ "React 19.0.0" を参照メモリの手動確認と更新
bash
# メモリファイルを確認
cat ~/.claude/projects/$(pwd | sed 's|/|-|g')/memory/MEMORY.md
# 古くなった情報をClaudeに更新させる
> メモリファイルの古い情報(APIエンドポイントの場所)を最新のものに更新してください
# → Claudeは新しいタイムスタンプで情報を上書き注意点
- 自動管理: タイムスタンプはClaude Codeが自動的に管理するため、手動での操作は基本的に不要です
- 相対的な新しさ: タイムスタンプはメモリ間の相対的な新しさを比較するために使用されます
- MEMORY.md: メインの
MEMORY.mdファイルは常にセッション開始時に読み込まれます(200行まで)。それ以降の行は切り捨てられるため、簡潔に保つことが重要です - コンパクション後も有効: コンテキストコンパクション後もメモリファイルは再読み込みされ、タイムスタンプ情報も引き継がれます