原文(日本語に翻訳)
トランスクリプトプローブが正常なトランスクリプトを誤認識した際、バックグラウンドジョブを起こす(wake)操作がその会話を完全に削除し、元のプロンプトを再実行してしまう問題を修正。ファイルは削除されず、退避されるようになった
原文(英語)
Fixed waking a background job permanently deleting its conversation and re-running the original prompt when the transcript probe misread a real transcript; the file is now set aside, never deleted
概要
バックグラウンドジョブ(claude agents で管理されるバックグラウンドセッション)を起こす(wake)際、会話履歴(トランスクリプト)が壊れているかどうかを判定する内部チェック(トランスクリプトプローブ)が、正常なトランスクリプトファイルを誤って「壊れている」と判定してしまうことがありました。この誤判定が発生すると、トランスクリプトファイルが完全に削除され、さらに元のプロンプトが最初から再実行されてしまうという、データ消失を伴う深刻な不具合がありました。今回の修正により、トランスクリプトが疑わしいと判断された場合でも削除は行わず、安全な場所に退避(set aside)するように変更されています。
基本的な使い方
bash
# バックグラウンドジョブの一覧と状態を確認
claude agents
# スリープ中・待機中のバックグラウンドジョブを起こす(再開する)
# claude agents の画面上でジョブを選択して再開操作を行う修正自体はClaude Code内部の安全装置に関するものであり、ユーザー側の操作方法に変更はありません。バックグラウンドジョブを起こした際に、内部的に会話データがより安全に扱われるようになります。
実践例
修正前の問題シナリオ
1. 長時間のバックグラウンドジョブを起動し、スリープ状態に移行
2. ユーザーが claude agents からジョブを「起こす」操作を実行
3. トランスクリプトプローブが正常なトランスクリプトファイルを
誤って「破損している」と誤検知
4. ❌ トランスクリプトファイルが完全に削除される
5. ❌ それまでの会話履歴・作業内容がすべて失われる
6. ❌ 元のプロンプトが最初から再実行され、
ユーザーが意図しない重複実行が発生修正後の安全な動作
1. 長時間のバックグラウンドジョブを起動し、スリープ状態に移行
2. ユーザーが claude agents からジョブを「起こす」操作を実行
3. トランスクリプトプローブが同様に誤検知したとしても、
4. ✅ トランスクリプトファイルは削除されず、別の場所に退避される
5. ✅ 会話履歴そのものは failsafe として保持され続ける
6. ✅ 万一の誤検知時もデータ復旧の余地が残るバックグラウンドジョブの状態確認と復帰
bash
# 現在のバックグラウンドジョブ一覧を表示
claude agents
# スリープ中のジョブを選択して再開(wake)
# 修正後は再開操作自体が会話データを破壊するリスクを大幅に低減退避されたトランスクリプトに気づいた場合
万が一トランスクリプトプローブが誤検知し、
ファイルが退避されるケースに遭遇した場合:
1. claude agents でジョブの状態を確認
2. 会話が想定外にリセットされていないか確認
3. 退避されたファイルが残っているため、
サポートへの問い合わせ時に調査・復旧の手がかりとなる注意点
- この修正はデータ消失を防ぐための安全側(fail-safe)の変更であり、トランスクリプトプローブの誤検知自体を完全になくすものではありません
- 誤検知が発生した場合でも、以前のようにファイルが完全に失われることはなくなりましたが、ジョブの再開時に挙動が一時的に不安定に見える可能性はあります
- バックグラウンドジョブで重要な長時間タスクを実行する場合は、
claude agentsでこまめに状態を確認することを推奨します - 本修正はバージョン 2.1.196 で導入されています。古いバージョンを使用している場合はアップデートを検討してください