原文(日本語に翻訳)
エントリが実際に保存されている場合に409競合から回復することで、一時的なサーバーエラー後にセッション永続化がスタックする問題を修正しました
原文(英語)
Fixed session persistence getting stuck after transient server errors by recovering from 409 conflicts when the entry was actually stored
概要
Claude Code v2.1.0で修正された、セッション永続化の信頼性バグです。以前のバージョンでは、セッションデータの保存中にサーバーから一時的なエラー(ネットワーク障害など)が発生すると、再試行時に409 Conflict(既に存在する)エラーが返されても適切に回復できず、セッションが保存されない状態になっていました。この修正により、409エラーが返された場合でもデータが実際に保存されているかを確認し、適切に回復するようになりました。
修正前の問題
症状
bash
# 長時間セッションで作業
claude
> ファイルを編集
# ネットワーク一時断絶
# セッション保存試行 → タイムアウト
> さらに作業を続行
# 内部で再試行 → 409 Conflict
# セッション永続化が停止
# Claude Code終了後、セッション復元不可
# 作業内容が失われる根本原因
1. セッションデータをサーバーに保存試行
2. ネットワーク障害でタイムアウト
3. Claude Codeはエラーと判断(実際にはサーバーに到達していた)
4. 再試行
5. サーバー: 「既に同じエントリが存在する」→ 409 Conflict
6. Claude Code: 409を致命的エラーと判断
7. セッション永続化を停止修正後の動作
自動回復
bash
# 長時間セッションで作業
claude
> ファイルを編集
# ネットワーク一時断絶
# セッション保存試行 → タイムアウト
> さらに作業を続行
# 内部で再試行 → 409 Conflict
# 修正後: 409を正常状態と判断(データは保存済み)
# ✓ セッション永続化を継続
# Claude Code終了後も復元可能
claude --resume
# ✓ セッションが正常に復元される実践例
不安定なネットワーク環境での使用
Wi-Fiが不安定な環境でも、セッションが保護されます。
bash
# カフェのWi-Fiで作業
claude
> 大規模なリファクタリング作業
# 30分の作業...
# Wi-Fi接続が一時的に切れる
# ネットワーク回復
# 修正前: セッション保存が停止、作業内容が失われる
# 修正後: 自動回復、セッション保存が継続
# ✓ 作業内容が保護されるVPN経由での作業
VPN接続の再接続時にもセッションが維持されます。
bash
# VPN経由で Claude Code 使用
claude
> プロジェクトのセットアップ
# 長時間作業...
# VPNが再接続(一時的な切断)
# セッション保存試行 → タイムアウト → 409
# 修正後: 409から回復
# ✓ セッションデータが保護されるCI/CD環境での安定性向上
CI/CDパイプラインで一時的なネットワーク問題があっても回復します。
bash
# GitHub Actionsでクローン Code実行
- name: Run Claude Code
run: |
claude --prompt "コードレビュー"
# ネットワークの一時的な遅延
# 409エラー発生
# 修正前: セッションが保存されず、結果が失われる
# 修正後: 自動回復、結果が保存される注意点
- この修正は Claude Code v2.1.0(2026年1月7日リリース)で実装されました
- 409 Conflict の意味:
- HTTPステータスコード409: リソースが既に存在する
- セッションデータが既にサーバーに保存されていることを示す
- 修正の詳細:
- 409エラーを受信した場合、サーバーに実際にデータが保存されているか確認
- 保存済みであれば、エラーではなく成功と判断
- セッション永続化を継続
- 影響を受けるシナリオ:
- ネットワーク接続が不安定な環境
- VPN使用時の再接続
- モバイルネットワーク(4G/5G)での使用
- クラウド環境でのネットワーク遅延
- プロキシ経由の接続
- セッション永続化の重要性:
- 長時間セッションの作業内容を保護
- Claude Code終了後もセッション復元可能
- 予期しないクラッシュからの回復
- セッションの復元:bash
# セッション一覧を表示 claude --list-sessions # セッションを復元 claude --resume <session-id> - デバッグ:
--debugフラグで409エラーの処理を確認- ログに「Recovered from 409 conflict」というメッセージが表示される
- パフォーマンスへの影響:
- 409エラー時の確認処理は軽量(追加API呼び出し1回)
- 通常動作への影響は最小限
- エラーハンドリング:
- 409以外のエラー(500, 503など)は従来通り再試行
- 再試行回数の上限に達した場合、エラーメッセージを表示
- 関連するエラーコード:
- 409 Conflict: 既に存在する(修正対象)
- 500 Internal Server Error: サーバー内部エラー(再試行)
- 503 Service Unavailable: サービス利用不可(再試行)