原文(日本語訳)
決定論的マルチエージェントオーケストレーション用の Workflow ツールを追加しました。デフォルトでは無効になっています。CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 を設定することで有効化できます。
原文(英語)
Added the Workflow tool for deterministic multi-agent orchestration. It is off by default — set CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 to enable
概要
Workflow ツールは、複数のエージェントを決定論的な順序で実行・制御するための新機能です。従来の動的なマルチエージェント協調とは異なり、ワークフローの各ステップを明示的に定義することで、予測可能で再現性の高いエージェント処理を実現します。大規模なコードベースの解析、複数ステップのCI/CDパイプライン、順序依存のある複雑なタスクに特に効果的です。
基本的な使い方
有効化
環境変数 CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 を設定して機能を有効にします。
bash
# セッション単位で有効化
export CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1
claude
# 1コマンドのみ有効化
CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1 claude "ワークフローを実行してください".envファイルでの永続化
bash
# プロジェクトルートの .env に追加
echo "CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1" >> .env実践例
コードレビューパイプラインの構築
複数のエージェントが順番にコードを検証するワークフローです。
ステップ1: Lintエージェント → コードスタイルを検証
ステップ2: テストエージェント → ユニットテストを実行
ステップ3: セキュリティエージェント → 脆弱性をスキャン
ステップ4: レポートエージェント → 結果を集約・報告Claude Codeに対してワークフロー定義を含むプロンプトを渡すことで、各ステップが決定論的な順序で実行されます。
ドキュメント生成ワークフロー
ステップ1: コード解析エージェント → 関数・クラスを抽出
ステップ2: ドキュメント生成エージェント → JSDocコメントを生成
ステップ3: README更新エージェント → README.mdを更新
ステップ4: 検証エージェント → ドキュメントの整合性を確認データ変換パイプライン
ステップ1: データ検証エージェント → 入力データの形式を検証
ステップ2: 変換エージェント → データを目的の形式に変換
ステップ3: 出力検証エージェント → 変換結果を検証
ステップ4: 保存エージェント → 処理済みデータを保存注意点
- 現在はデフォルトで無効(実験的機能)。
CLAUDE_CODE_WORKFLOWS=1で明示的に有効化が必要 - REPLおよびWorkflowツールのサンドボックスは、プロトタイプ汚染やthenableベースのエスケープ攻撃に対して強化されています
- 従来の動的なマルチエージェント協調(
claude agents)と組み合わせて使用可能 - 各ステップの出力が次のステップの入力として渡されるため、インターフェース設計が重要です
- 長時間実行されるワークフローでは、メモリとコンテキストウィンドウの管理に注意してください