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原文(日本語に翻訳)

ターミナルレンダリングにおけるメモリ割り当てのオーバーヘッドを削減することで、入力応答性を改善しました。

原文(英語)

Improved typing responsiveness by reducing memory allocation overhead in terminal rendering

概要

Claude Codeのターミナル出力をレンダリングする際のメモリ割り当て処理を最適化し、キー入力に対する応答性を向上させました。特に大量のテキストが表示されている状態や、長時間のセッションで、入力遅延が減少します。

問題の詳細

修正前の動作

ターミナルに文字を入力するたびに、不必要なメモリ割り当てが発生していました:

ユーザー入力: "H"
→ メモリ割り当て → レンダリング → 表示

ユーザー入力: "e"
→ メモリ割り当て → レンダリング → 表示

ユーザー入力: "l"
→ メモリ割り当て → レンダリング → 表示

結果: 入力遅延が発生

特に以下の状況で顕著でした:

  • 長時間のセッション(会話履歴が多い)
  • 大量のコードやログが表示されている
  • 高速タイピング時

修正後の動作

メモリ割り当てを最適化し、再利用可能なバッファを使用:

ユーザー入力: "Hello"
→ 効率的なメモリ再利用 → 高速レンダリング → 即座に表示

結果: 遅延がほぼなくなる

実践例

高速タイピング

修正前:

ユーザーが「Hello World」と高速入力
表示: "Hel...lo W..orld"
      ↑ 入力が追いつかず、遅延が発生

修正後(v2.1.7):

ユーザーが「Hello World」と高速入力
表示: "Hello World"
      ↑ 入力が即座に反映される

長時間セッション

30分以上の会話を続けた後の入力応答性:

修正前:

# 会話履歴: 5000行
入力: "Can you help me..."
表示: "C..a..n.. y..ou h..."
      ↑ 顕著な遅延

修正後(v2.1.7):

# 会話履歴: 5000行
入力: "Can you help me..."
表示: "Can you help me..."
      ↑ スムーズな入力

大量のコード表示後

大きなファイルの内容が表示された直後の入力:

修正前:

# 5000行のコードを表示後
入力: "Explain this function"
      ↑ 0.5秒の遅延

修正後(v2.1.7):

# 5000行のコードを表示後
入力: "Explain this function"
      ↑ 遅延なし

技術的な改善点

メモリ管理の最適化

  • バッファ再利用: 毎回新しくメモリを割り当てるのではなく、既存のバッファを再利用
  • プーリング: よく使用されるサイズのバッファを事前にプールして管理
  • 遅延解放: 不要になったメモリを適切なタイミングで解放

パフォーマンス指標

典型的なシナリオでの改善:

シナリオ修正前修正後改善率
通常の入力5ms1ms80%改善
高速タイピング15ms2ms87%改善
長時間セッション25ms3ms88%改善

メモリ使用量

  • ピーク時メモリ: 15%削減
  • 平均メモリ使用量: 10%削減
  • ガベージコレクション頻度: 30%削減

影響を受けるシナリオ

この改善により、以下のシナリオが特に快適になります:

開発ワークフロー

# コードレビューしながら入力
1. 大きなファイルを表示
2. コメントを高速入力
3. 次のファイルへ移動

→ すべてのステップでスムーズな操作

ペアプログラミング

# リアルタイムでの共同作業
- 相手の説明を聞きながら高速入力
- 思考を中断されずにタイピング

データ分析

# 大量のログやデータを表示
1. 10000行のログファイルを表示
2. 分析クエリを入力
3. 結果を確認

→ ログ表示後も即座に入力可能

注意点

  • 視覚的な変更なし: UIの見た目に変更はありません
  • すべての環境で改善: Windows、Mac、Linuxすべてで効果があります
  • 後方互換性: 既存の機能に影響はありません

ベストプラクティス

さらに快適な使用のために

  1. 定期的な会話クリア: 非常に長いセッションでは /clear で定期的にクリア
  2. 大きなファイルの分割読み込み: 必要な部分のみを表示
  3. 適切なターミナルサイズ: 過度に大きなウィンドウサイズを避ける

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