Bedrock・Vertex環境での実験的機能の無効化
概要
Claude Code 2.1.25では、AWS BedrockやGoogle Vertex AIといったゲートウェイ環境でベータヘッダー検証エラーが発生する問題が修正されました。環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1 を設定することで、これらのプラットフォームでエラーを回避できます。
使い方
環境変数の設定
ターミナルで以下のコマンドを実行して、実験的なベータ機能を無効化します。
export CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1恒久的に設定する場合は、シェルの設定ファイル(~/.bashrc, ~/.zshrc など)に追加してください。
# ~/.bashrc または ~/.zshrc に追加
echo 'export CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrcClaude Codeの起動
環境変数を設定した後、通常通りClaude Codeを起動します。
claude活用シーン
この設定は以下のような場合に役立ちます。
1. AWS Bedrockを使用している場合
企業環境やAWSインフラでClaude Codeを利用する際、Bedrockゲートウェイ経由でAPIにアクセスする場合に必要です。
export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1
claude2. Google Vertex AIを使用している場合
Vertex AI環境でClaude Codeを使う場合、ベータ機能が原因で400エラーが発生することがあります。この環境変数を設定することで問題を回避できます。
export CLOUD_ML_REGION=us-central1
export CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1
claude3. 安定性を重視する本番環境
実験的な機能を無効化することで、より安定した動作を確保したい場合にも有効です。
コード例
シェルスクリプトでの設定
プロジェクトごとに環境を切り替える場合、以下のようなスクリプトを用意すると便利です。
#!/bin/bash
# start-claude-bedrock.sh
# Bedrock環境の設定
export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1
export AWS_REGION=us-east-1
# Claude Codeの起動
claude実行権限を付与して使用します。
chmod +x start-claude-bedrock.sh
./start-claude-bedrock.shDocker環境での設定
Dockerコンテナ内でClaude Codeを使用する場合の例。
FROM node:20
# Claude Codeのインストール
RUN npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# 環境変数の設定
ENV CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1
ENV CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
# 作業ディレクトリの設定
WORKDIR /workspace
# Claude Codeの起動
CMD ["claude"]注意点・Tips
注意点
環境変数の優先順位: この環境変数は、設定ファイル(
settings.json)よりも優先されます。シェルでexportコマンドを使って設定する必要があります。設定ファイルでの設定は無効: 過去のバージョンでは、
settings.jsonにCLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETASを記述しても効果がないというバグがありました。必ず環境変数として設定してください。機能制限: この設定を有効にすると、Claude Codeの一部の実験的機能が使えなくなる可能性があります。
Tips
- 設定確認: 環境変数が正しく設定されているか確認するには、以下のコマンドを実行します。
echo $CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS- 一時的な設定: 特定のセッションでのみ設定を有効にしたい場合は、Claude Code起動時に直接指定できます。
CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1 claude- トラブルシューティング: エラーが発生した場合は、
/doctorコマンドで診断を実行してみてください。
# Claude Code内で実行
/doctor参考情報
この修正により、BedrockやVertex AIを使用するゲートウェイユーザーが、ベータヘッダー検証エラーに遭遇することなくClaude Codeを利用できるようになりました。企業環境やクラウドプラットフォームでClaude Codeを安定して運用するための重要な設定です。