原文(日本語に翻訳)
スクリーンリーダー向けの出力を改善しました。装飾的なグリフ(記号)が非表示になり、トランスクリプト内の記号は短いラベルとして読み上げられるようになり、ネストしたテーブルは「見出し: 値」という形式の行として読み上げられるようになりました。
原文(英語)
Improved screen-reader output: decorative glyphs are now hidden, transcript symbols read as short labels, and nested tables read as Header: value. lines
概要
Claude Codeには、NVDAやJAWS、VoiceOverなどのスクリーンリーダー利用者向けに、装飾を排したフラットなテキスト出力を行う「スクリーンリーダーモード」(axScreenReader 設定、環境変数 CLAUDE_AX_SCREEN_READER、CLIフラグ --ax-screen-reader で有効化)が用意されています。今回の改善では、このモードでの読み上げ品質がさらに向上し、罫線やアイコンなどの装飾的なグリフが読み上げ対象から除外され、トランスクリプト中の記号は意味の分かる短いラベルとして読み上げられ、入れ子になったテーブルは「見出し: 値」という平易な行として読み上げられるようになりました。
基本的な使い方
スクリーンリーダーモードはCLIフラグ、環境変数、settings.json のいずれかで有効にできます。
# CLIフラグで一時的に有効化
claude --ax-screen-reader
# 環境変数で有効化
export CLAUDE_AX_SCREEN_READER=1
claudesettings.json で恒久的に設定する場合は次のようにします。
{
"axScreenReader": true
}スクリーンリーダーモードが有効な間は、レンダリング方式が常にクラシックレンダラーに固定され、装飾のない読み上げやすいテキスト出力になります。
実践例
NVDA/JAWSを使ってターミナルからClaude Codeを操作する
Windows環境でNVDAやJAWSを使っている場合、CLAUDE_AX_SCREEN_READER=1 を設定してからClaude Codeを起動すると、罫線や絵文字的な装飾記号が読み上げから省かれ、必要な情報だけがテンポよく読み上げられるようになります。
set CLAUDE_AX_SCREEN_READER=1
claudeVoiceOverでmacOSから利用する
macOSのVoiceOverユーザーは、~/.claude/settings.json に axScreenReader: true を設定しておくことで、毎回フラグを指定しなくてもスクリーンリーダー向けの出力で起動できます。
{
"axScreenReader": true
}ツール実行結果に含まれる表を確認する
/mcp の一覧表示や、ツールの実行結果に含まれるネストしたテーブルは、従来は罫線付きの表としてレンダリングされ、スクリーンリーダーでは列と値の対応が分かりにくいことがありました。今回の改善により、こうした表は「見出し: 値」という1行ずつのシンプルな読み上げ用テキストに変換されるため、テーブル構造を目で追わなくても内容を把握できます。
注意点
- スクリーンリーダーモードが有効な間は
tui設定(フルスクリーンレンダラーなど)の効果が無効になり、常にクラシックレンダラーが使われます。 - 環境変数
CLAUDE_AX_SCREEN_READERとCLIフラグ--ax-screen-readerは、settings.jsonのaxScreenReaderより優先されます。 - 関連する設定として、スピナーやシマーなどのUIアニメーションを抑制する
prefersReducedMotionもあわせて有効にすると、より快適に利用できます。