原文(日本語訳)
/config に「ダイナミックワークフローのサイズ」設定を追加。Claudeがダイナミックワークフローを実行する際に、一般的にどれくらいの規模(small/medium/large のエージェント数)で組み立てるかを制御できる。ただし、これは強制的な上限ではなく、あくまで目安(advisory guideline)である。
原文(英語)
Added a "Dynamic workflow size" setting in /config for controlling how large Claude generally makes dynamic workflows (small/medium/large agent counts) — an advisory guideline, not an enforced cap.
概要
ダイナミックワークフロー(Dynamic workflows)は、Claudeが自分で書いたスクリプトによって多数のサブエージェントをバックグラウンドで並列実行する機能です。今回追加された「ダイナミックワークフローのサイズ」設定は、Claudeがワークフローを設計する際に想定するエージェント数の規模感を small・medium・large の3段階から選べるようにするものです。あくまでClaudeへの「目安」を与える設定であり、実行時にランタイムが持つ同時実行数の上限(最大16並列)やワークフロー全体の総エージェント数の上限(1,000エージェント)といった強制的なキャップとは別物である点に注意が必要です。
基本的な使い方
/config を開き、「Dynamic workflows」の項目内にある「Dynamic workflow size」を選択して、small・medium・large のいずれかを設定します。
/config設定画面内で該当の項目を選び、規模を切り替えるだけです。設定は永続化され、以降のセッションでも保持されます。
以降、ultracode キーワードを使ったワークフロー生成や /effort ultracode によるダイナミックワークフローの自動実行時に、この設定値が「どれくらいのエージェント数で構成するか」の目安としてClaudeに渡されます。
ultracode: src/routes/ 以下の全APIエンドポイントを認証漏れの観点で監査して実践例
大規模なコードベース監査ではlargeを選ぶ
数百ファイル規模のリポジトリ全体を対象にした監査や移行作業では、あらかじめ /config で size を large に設定しておくことで、Claudeがより多くの並列エージェントを想定したワークフロースクリプトを書きやすくなります。
/config
# Dynamic workflows > Dynamic workflow size を large に設定
> use a workflow to audit every route handler under src/ for missing authentication checks大規模設定にしても、ランタイム側の同時実行数上限(最大16並列)や総エージェント数上限(1,000)は変わらないため、実際の並列度はマシンのCPUコア数やこれらの上限にも依存します。
小さなタスクや検証段階ではsmallを選んでコストを抑える
一部のディレクトリだけを対象にした検証や、ワークフローの動作確認を行いたい場合は size を small にしておくと、Claudeが少ないエージェント数で構成しようとするため、トークン消費を抑えた小規模な試走がしやすくなります。
/config
# Dynamic workflows > Dynamic workflow size を small に設定
> use a workflow to run npx tsc --noEmit on the packages/ui directory and fix reported errors本番規模の実行に移る前に、まずはsmall設定で一部ディレクトリに対して試走し、トークン使用量を /workflows の進捗ビューで確認してから、必要に応じてlargeに切り替えて全体実行するという使い方も有効です。
注意点
- この設定はあくまで**目安(advisory guideline)**であり、Claudeがワークフロースクリプトを設計する際の参考情報として使われるだけです。実行を強制的に制限する「上限(cap)」ではありません。
- ランタイム側には別途、システムとして強制される上限があります。具体的には同時実行数が最大16エージェント(CPUコア数が少ないマシンではさらに少なくなる)、1回の実行における総エージェント数が最大1,000エージェントです。これらはサイズ設定の値に関わらず適用されます。
- size を large にしたからといって必ずしも多くのエージェントが使われるとは限らず、タスクの性質によってはClaudeがより少ないエージェント数を選ぶこともあります。
- ダイナミックワークフロー自体を無効化したい場合は、
/configの「Dynamic workflows」トグルをオフにするか、~/.claude/settings.jsonに"disableWorkflows": trueを設定する、または環境変数CLAUDE_CODE_DISABLE_WORKFLOWS=1を利用します。 - ワークフローは多数のエージェントを起動するため、通常の会話でタスクをこなす場合に比べてトークン消費が大きくなる可能性があります。本番規模で実行する前に、一部のディレクトリや狭い範囲で試走し、
/workflowsビューでトークン使用量を確認することが推奨されます。
関連情報
- Orchestrate subagents at scale with dynamic workflows - Claude Code Docs
- Claude Code changelog - Claude Code Docs
- 上記以外の本設定項目そのものについての詳細は、本記事作成時点では公式ドキュメントに明記が見つからなかったため、changelog記載内容および関連するダイナミックワークフロー機能のドキュメントをもとに記述しています。最新情報は公式ドキュメントを参照してください。