原文(日本語に翻訳)
Ctrl+Oトランスクリプトモードにリアルタイム思考ブロック表示を追加しました
原文(英語)
Added real-time thinking block display in Ctrl+O transcript mode
概要
Claude Code v2.1.0で導入された、Claudeの思考プロセスの可視化機能です。Ctrl+Oでトランスクリプトモードを開くと、Claudeが応答を生成している最中の思考ブロック(<thinking>タグ内の内容)がリアルタイムで表示されます。これにより、Claudeが何を考えているか、どのように問題を分析しているかを即座に確認でき、デバッグや学習に役立ちます。
基本的な使い方
Claude Codeの実行中に Ctrl+O を押してトランスクリプトモードを開きます。
bash
claude
> この複雑な関数をリファクタリングして
# Ctrl+O を押す
# トランスクリプトモードが開く
# Claudeの応答生成中、リアルタイムで思考プロセスが表示される:
<thinking>
まず、この関数が何をしているか分析する必要がある...
ネストが深いので、小さな関数に分割すべき...
エラーハンドリングが不足している...
</thinking>
# 思考ブロックが完了すると、実際の応答が続く実践例
複雑な問題の分析プロセスを観察
Claudeがどのように問題を分解しているかをリアルタイムで確認します。
bash
> このバグの原因を特定して
# Ctrl+O でトランスクリプトモード
# リアルタイム表示:
<thinking>
エラーメッセージから、null参照の可能性がある...
ファイルを読んで、該当箇所を確認する必要がある...
同様のパターンが他にもないか検索すべき...
まずsrc/utils/helper.jsを読む...
</thinking>
# → Read tool call
# → Grep tool call
# (実際のツール使用が続く)プランモードでの思考プロセス確認
プラン作成時の判断基準を理解します。
bash
> /plan
> 認証機能を追加
# Ctrl+O
<thinking>
認証には複数のアプローチがある:
1. JWT - ステートレス、スケーラブル
2. Session - サーバー側管理、セキュア
3. OAuth - サードパーティ連携
このプロジェクトはRESTful APIなので、JWTが適している...
必要なファイル:
- src/middleware/auth.js(新規)
- src/routes/auth.js(新規)
- src/models/User.js(新規)
- package.json(jwt依存関係追加)
</thinking>
# → 詳細なプランが生成されるデバッグ時の推論過程を追跡
Claudeがどのように問題を絞り込んでいるかを観察します。
bash
> テストが失敗する原因を調べて
# Ctrl+O
<thinking>
まずエラーメッセージを確認...
"Expected 200, got 404" - ルーティングの問題か?
テストファイルを読んで、どのエンドポイントをテストしているか確認...
実際のルート定義と比較する必要がある...
</thinking>
# → Read test file
# → Read route file
# → 問題特定と修正提案パフォーマンス最適化の判断基準
最適化の優先順位をどう決めているか確認します。
bash
> このコードを最適化して
# Ctrl+O
<thinking>
パフォーマンスボトルネックを特定する...
ループ内でDB呼び出しがある - N+1問題の可能性...
これが最大の問題。他の最適化より優先すべき...
バッチクエリに変更することで大幅に改善できる...
</thinking>
# → 最適化コードを生成注意点
- この機能は Claude Code v2.1.0(2026年1月7日リリース)で導入されました
- トランスクリプトモードの開き方:
Ctrl+O: トランスクリプトモードを開く/閉じる(トグル)
- 思考ブロックの表示:
- リアルタイム: Claudeが思考を生成している最中に即座に表示
- ストリーミング: 文字が順次表示される(タイピング効果)
- 完了後も保持: 思考プロセス完了後も表示され、スクロールして確認可能
- トランスクリプトモードのタブ:
- [Messages]: ユーザーとClaudeのメッセージ
- [Thinking]: 思考ブロックのみ表示
- [Context]: 現在のコンテキスト情報
- [Full]: すべて(メッセージ、思考、ツール呼び出し)
- 左右矢印キー(
←/→)でタブ切り替え
- 思考ブロックの内容:
- Claudeの内部推論プロセス
- 問題分析、戦略立案、判断基準
- ツール使用の理由
- 代替案の検討
- 利用シーン:
- デバッグ: Claudeがなぜそのツールを選んだか理解
- 学習: Claudeの問題解決アプローチを学ぶ
- 検証: Claudeの判断が正しいか確認
- 改善: プロンプトの改善点を発見
- パフォーマンスへの影響:
- 思考ブロックの表示自体は軽量
- トランスクリプトモードを開いてもClaude の処理速度は変わらない
- プライバシー:
- 思考ブロックはローカルに表示されるのみ
- ログファイルには保存される(
--debugモード時)
- 思考ブロックが表示されない場合:
- シンプルなタスクでは思考ブロックが生成されないことがある
- モデルの判断により、思考プロセスが省略される場合がある
- キーボードショートカット:
Ctrl+O: トランスクリプトモードトグル←/→: タブ切り替え↑/↓: スクロールEsc: トランスクリプトモードを閉じる